見た目からはまったく想像できないがこのロボット、実はヤモリの足からアイデアをもらって作られたのだ。「TBCP–II」というロボットで、吸盤や接着剤を使わずヤモリの足裏の毛を模した高分子マイクロファイバーで覆われている。災害時の救援活動、瓦礫に埋もれた人の探索にも応用できるそうで、カナダのサイモンフレーザー大学(Simon Fraser University)のジェフ・クラーン(Jeff Krahn)研究員が、ヤモリの足のファンデルワールス吸着(壁や窓を歩く原理)を利用して「TBCP–II」を開発。このロボットの重さは240グラム程度で、平面から垂直な壁まで走行可能、最大積載量110グラム。ロボットにカメラを備え付け、危険物の点検や人命救助、この画期的な発明の様々な応用に期待が膨らみます。
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