2012年はオリンピックイヤーだ。オリンピックの開会前は聖火リレーが行われる。聖火リレーとは聖火ランナーがトーチに灯された聖火を走り各地を転戦し、最終的に開会式で聖火台に火を灯すリレーである。
聖火リレーは世界各地を転戦する。移動手段はもちろん飛行機だ。聖地アテネからロンドンに聖火を運ぶ飛行機が「THE FIREFLY」だ。公募で選ばれた1000以上の案の中から採用されたもので、光を運ぶ蛍と聖火を運ぶ飛行機がマッチしたクールなネーミングだ。
聖火リレーの起源はギリシア神話の登場人物プロメテウスがゼウスの元から火を盗んで人類に伝えたこととされており、今回ギリシアの首都であるアテネからロンドンに聖火を運ぶ飛行機にTHE FIREFLYを使用したのは、聖地ギリシアに敬意を表する想いがあったものと思われる。
アテネからTHE FIREFLYで運ばれた聖火は5月19日、無事イギリス西部・海軍航空基地に到着。デビット・ベッカムの手によって聖火台に火が放たれた。翌日よりイギリス、アイルランドを舞台に70日間の聖火リレーが開始された。
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