ジョージア工科大学が「Mobile Music Touch」の開発に成功した。脊髄損傷によってマヒした指の感覚や動きを改善するためのグローブは、手にはめて練習を積むことで、ピアノが弾けるようにサポートしてくれる。
上の動画では、専用キーボードの押すべき鍵盤が光ると、振動するグローブによってはめてある指が動いているのが分かる。特製のグローブの手の甲にはコンピュータ(曲の情報を伝える)とワイヤレスで接続できる装置が付いている。MP3プレイヤーやスマートフォンにも対応している。
素晴らしいのは、Mobile Music Touchの着用で、指先のマヒの状態が一年以上続く患者に効果が認められたという点。なぜなら、ほとんどのリハビリ患者は一定の期間を過ぎてから改善に向かうのは難しいと考えられていたからだ。今後のさらなる研究に大きな期待がかかる。
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