1967年にトヨタ自動車が発売したスポーツカー「トヨタ2000GT」。ヤマハ発動機が開発に参加したことでも知られているトヨタ2000GTは現在では不可能となった流線型と高いスペックで当時から人気で・・・と言いたい所ですが高額な販売価格で売上は伸び悩みました。さらに生産コストが高く、常に赤字計上となってしまったトヨタ2000GTはわずか337台で生産ストップとなりました。
しかし1967年公開の映画「007は二度死ぬ」で丹波哲郎演じるタイガー田中が乗車する車として採用されるなど高いデザイン性は評価されており、生産ストップ後「幻の車」としてカーマニアの間で語り継がれる車種となりました。その「トヨタ2000GT」がお台場で開催されている「MEGA WEB」で展示され、大きな話題となっています。
MEGA WEBで公開されているのはトヨタ2000GTの後期型。直列6気筒SOHC 2.253ccエンジンを搭載したモデルで、パワーは2300ccです。マニアの間で「2300GT」と呼ばれる車で海外向けに左ハンドルで製造されたものの、トヨタ内部で販売にストップがかかり結局市販されなかったモデルで、生産台数わずか9台と言われる幻の中の幻、超幻の一台です。
MEGA WEBでは2300GTの助手席に乗ることも出来るそう。トヨタのマークが描かれたエンジンルームを見るとヤマハのロゴマークが刻印されたエンジンが出てくると言うのもこの車ならでは。歴史を感じさせる日本のスーパーカーの草分け的な存在トヨタGT2000は、現代人も要チェック!
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