近未来といえば、その象徴的に描かれた空飛ぶ自動車が、今度こそ実現するかもしれません。
この4月、ニューヨークで開かれるインターナショナルオートショーに出展されるのがそれ。米マサチューセッツベースのタラフーヒア(Terrafugia)で開発された、空飛ぶ自動車「トランジッション(Transition)」です。
走行中は折りたたまれる26フィート(約8メートル)の翼は、わずか30秒でセット完了。時速110マイル(約170キロ)、燃料満載(ガソリン)で460マイル(約740キロ)もの飛行が可能です。そう、何よりもこれまで開発され続けてきた空飛ぶ自動車とちがうのは、燃費が実用範囲内であるということ。そしてバードヒット、鳥との衝突によるフロントガラスの破損を避けるため、ポリカーボネイトを採用した安全性は、すでに全米高速道路交通安全委員会(NHTSA)の認可、および連邦航空局によって飛行の許可も得ています。
乗車定員は4人。もちろん飛行にはスポーツパイロットライセンスが必要ですが、279,000ドル、日本円にしておよそ2300万円ほどで陸空のシームレスなドライブを満喫できるとしたら、安い買い物かもしれません。
トランジッション(Transition)、インターナショナルオートショー出展前ですが、アンテナ感度のいい人々からすでに100機ほどの予約が入っているということです。
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