最近、電車の中での音漏れが迷惑するという話を、聞かなくなったとは思わないだろうか。音楽を聴いている人たちのイヤホンをよく見てみると、その理由がわかる。それはカナル型と呼ばれる、耳栓タイプのイヤホンを装着しているのだ。このタイプは、耳の穴にねじ込むようにして使う。メリットは装着すると耳の穴の隙間がなくなり、外の音をシャットアウトしてくれる。つまり小さな音量でも、よく聴くことができるという点にある。
しかしながら、音にこだわるならば、やっぱりヘッドホンの存在は外せない。耳をすっぽり覆うように装着すれば、音は面でやってくる。臨場感の違いは、言うまでもない。ただし、大きくかさばってしまう。さらには、それに合わせた装いも必要になってくる。下手な格好をしてしまうと、どうにも食べ合わせの悪い感じになる。思ったよりもヘッドホンは、人を選ぶのである。
そんな、やや風当たりの強いヘッドホンに、心強い味方が登場した。伊ブランドのディーゼルと、高音質なイヤホン・ヘッドホンを送り出している米ブランドのMonsterの共作「Monster×Diesel Vektr ヘッドホン」だ。ヘッドホンのゴツイ印象を見事に解消し、薄型で幾何学的な多面体のデザイン。ぐっと締まる黒は、どんなファッションにも合わせることができる。もちろん音質は、モンスタークオリティー。十二分だ。また携帯性を高めて、使用しないときは折りたたんで専用のポーチに収納できる。これならバッグの中に放り込んでしまっても問題ない。さらに、ケーブル部には、ボリュームコントロール付きのマイクが搭載されている。スマートホンならハンズフリーでの会話もOKだ。
ファッション性が高く、音質も良いMonster×Diesel Vektr ヘッドホン。くわえて、携帯性にも優れているとなれば、かなりデキルヘッドホンではないだろうか。イヤホンもいいけれど、より臨場感と迫力を楽しみたいなら、要チェックなヘッドホンだ。