「国民の車」フォルクスワーゲンは先頃、低価格車種の販売について言及しましたが、それよりも話題をさらったのが同社が現在開発中だという3輪電動スクーターです。
なんとこのスクーター、車のトランクに入れることができて、しかもその価格は1100米ドルを切るとか?!
セグウェイとガチンコ!フォルクスワーゲンXL1をベースにしたスタイリッシュなスクーター
ユニークなフォルムと超低燃費車ということで話題をさらったフォルクスワーゲンの2014 Volkswagen XL1をもとにデザインされただけあって、ホワイトのボディとホイールの感じが確かにXL1風ですね。
それよりも他の何かに似てるんだけど・・・ そう、セグウェイです。同じ立ち乗り車ということもあって、フォルクスワーゲンがセグウェイに真剣勝負を挑んだかのように思えます。
違いは、フォルクスワーゲンの電動スクーターは(一般向けのスタンダード型)セグウェイのように2輪車ではなく、3輪のスクーターだということ。
セグウェイには警察向けの3輪もありますが圧倒的な違いはその価格設定。スタンダード型のセグウェイが6000~8000米ドル、警察向けの3輪が10万米ドルほどするのに対し、フォルクスワーゲンの3輪電動スクーターは1100米ドルを切る(たったの?!)というからビックリしますよね。
駐車場から目的地までの移動に使う「ラスト・マイル・サーファー」
このスクーター、「ラスト・マイル・サーファー」と称されていますが、要は駐車場からオフィスまでなどといった車を停めてから目的地までの短距離を移動する足として使うスクーターということです。
充電一回につきおよそ20キロ走行できるので、ちょこっとした距離を移動するのに便利です。
コンパクトさも売りの一つだそうですが、重量はおよそ10キロとコンパクトで軽量と謳う割には重いイメージで、開いた時にも結構幅や高さを取りそうです。
最近人気のベビーカーは5~6キロのものが多いので、この10キロのスクーターだと女性一人では車から出したりしまったりは正直キツいかもしれないですね。
でも、そんなデメリットの一つや二つは「1100ドル」の一言で帳消し!信頼できる自動車会社の真新しくてオシャレな商品を1100ドルでゲットできるなら・・・と衝動買いする人が多く現れそうです。
市場にお目見えするのは2016年下半期になるそうですが、新商品をサプライズ発表することで知られているセグウェイやライバル社が、より低価格かつベターな類似品をフォルクスワーゲンよりも早く発表・・・な~んてことにならないよう願っていますよ、フォルクスワーゲンさん。
参照元:NEWLAUNCHES