「フォルクスワーゲン・タイプ2 (ワーゲンバス)」が生産中止になる。「え?まだ製造していたの?」と思う人も多い事だろう。1957年に発売され、現在でも製造・販売されているのだ。ワーゲンバスのレトロで可愛い顔が、未だに根強い人気を持っているのである。その人気は全世界へと広がっており、ブラジルでは「コンビ (Kombi)」という名前で販売されていた。
そのコンビことフォルクスワーゲン・タイプ2のブラジルでの生産が終了することが発表され、哀愁漂う広告と共に話題となっている。広告には「生産中止が話題となる偉大な車」の文字入りで、その最後をアピールしている。そして最後を飾るべくコンビ ラストエディションが限定600台で販売されている。
ちなみに生産中止となった理由は、ブラジルの自動車安全基準が改訂され、来年以降ブラジルで販売される自動車はABS・エアバックの搭載が義務化されたからである。少し勿体無い気もするが、安全性を重視するという事なのだろう。
哀愁漂う広告が、フォルクスワーゲン・タイプ2の偉大さを表している。
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