ドックスピーカーの「ドック」というのは、人間ドックのドックと意味は同じである。そして、このドックの語源は船舶を造ったり修理するための設備といわれている。船舶を陸に引き上げるのだから、当然でかい設備である。
そんな語源に忠実に作られたと推測されるiPhone用ドックスピーカーが「Wall of Sound 2.0 (ウォール・サウンド)」である。まず、サイズから紹介しよう。100 × 170× 40cmである。「Wall(壁)」の名を冠するに相応しい大きさである。iPhoneが右上に申し訳なさそうにドックされている。出力8000ワット、メインスピーカー16を誇る。先日ご紹介したDespacio 50,000-watt Sound Systemの50000ワットには敵わないが、これは家庭用ではない。
iPhoneの横に猿のオブジェがあるのが分かるだろうか。彼はWall of Sound 2.0の音量を監視する役目を担っている。猿の目は、緑、黄色、赤と音量が大きくなるにしたがって変化し、赤い目を5分間放置すると猿はジャンプして音は強制終了されるという仕掛けがある。Bluetoothで遠隔操作できるので、近所迷惑にならないよう、適度な音量で楽しんでほしい。現在Indiegogoで資金調達中である。
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