天候は晴れ。気温は暑くもなく寒くもなく。本日の予定はなし。サーフィンに行くなら、絶好の日だ。まだ日が昇る前から車を走らせる。「よっしゃ!今日は思いっきりイクゼ!!」そう決めて、ボードを担いで海へ向かう。
沖にはすでに、いつものメンバーが漂うように浮かんでいた。遠くのほうで、何かの鳥が鳴いているのが聞こえる。だいぶ時間が経ったが、いまだに良い波が来ない。どこまでも穏やかな海。たまにチャプンチャプンと、ボードが音を立てる。
「今日、無理じゃね?」そう仲間が叫ぶがすでにあきらめて、海から上がる姿も見える。「せっかく来たのに!」そんなガッカリな経験は、お持ちだろうか?こんな瞬間ほど、踏んだり蹴ったりという言葉が似合うものがない。そんなジレンマ。
「Wavejet Water Propulsion Engine ウェイブジェット・ウォーター・プロパルション・エンジン」は、そんなモヤモヤを解消してくれる、最高のボードだ。このボードにはなんと、リチウムバッテリーで動くエンジンを搭載している。
エンジンの出力はけして大きいものではないけれど、人ひとりが乗って水面を快適に走るのには十分のパワーがある。ちなみに、連続使用は30分。充電は一般のコンセントから。
最近の車にはコンセントを装備したものも多く出ているし、アクセサリーを使えば、バッテリーから電源を取ることも可能だ。だから、たとえ充電が切れてしまっても、困ることはないだろう。
Wavejet Water Propulsion Engineを使えば、まずパドリングの必要がなくなる。また波が静かな時は、カヤック代わりにして楽しむことだってできる。(オールが別途必要)値段は、$4500(日本円:35万円)と少々高めだが、この一枚を持っていれば、多少波のコンディションが良くなくても、問題ない。
周囲が何もできずに、ただポカンと浮かんでいるその横を、スイーッと気持ちよさげに滑っていく。確実に周囲の注目は集まるだろう。そんな『悦』にも浸ることができる、Wavejet Water Propulsion Engine。新しい機会にいかがだろうか。