「WHILL Type A」は高齢者や障がいがあり、歩行が困難な人向けの次世代パーソナルモビリティだという。ハンドルを行きたい方向に傾けるだけで運転する事が可能で、飛行機の操縦桿ののように操作する事が出来る。たしかに映像ではほとんど手が動くことなく方向転換している。
WHILL Type Aの構造は、左右のモーターを別駆動させ、前輪に車いすと同じ様な全方位タイヤがあるので、その場で回転する事も出来るという優れもの。航続距離は20km、スピードは12km/hまで可能で、このままでは歩道での走行は許可されない。
制作したWHILLプロジェクトは、車いすユーザーの「もう少し遠くまで出かけたい」という夢をかなえたいと2010年7月に結成された。WHILLとは、「WILL(未来)」と「WHELL(車輪)」から名づけられた造語。このプロジェクトに共感するエンジニア、デザイナー、マーケターなど様々なバックグラウンドを持つ10数名で構成されている。また、事業のパトロンを募る「CAMPFIRE」というサイトも立ち上げている。
そんな事よりも、車いすを必要とする高齢者や障がい者に、こいつを乗りこなせるのだろうか。そして、かっこよすぎるため、役所の福祉課で購入希望を申請しても、歩行補助具として購入助成金をもらえるのかが心配になる。予定価格52万円は多分無理だ。でも電動に限らず、現状の車いすのデザインはあまりにもひど過ぎる。WHILLのデザインだけでもとりいれられないかな。一人のユーザーとしての願いです。
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