英国の食品会社の調査によれば、ダイエットを始めた人の40%は最初の7日以内に失敗してしまうとか。さらに、残りの60%も、ダイエットが3カ月続くことはほとんどないそうです。
あらかじめダイエットが失敗する定番の理由をおさえておき、スムーズに減量を成功させましょう!
間違い1:タンパク質が足りない
多くの人は、ダイエットを始めるとタンパク質の摂取量が急激に減ってしまいます。しかし、筋肉は代謝が活発な細胞なので、少しでも栄養が不足すると新陳代謝が止まってしまいます。ダイエットのときこそタンパク質の量を増やして、筋肉の減少をふせぎましょう。
カロリーを制限して脂肪を燃やすときは、必ず体重1kgにつき1.5~2gのプロテインを飲むようにして下さい。それにより筋肉を維持し、体がアミノ酸をエネルギーとして分解しなくなります。
間違い2:減量を急ぎすぎる
多くの人がやってしまう間違いが、筋肉の基礎ができる前にダイエットを始めちゃうこと。まずはトレーニングで筋肉をきたえ、あらかじめ新陳代謝をアップさせておくのが重要。
そうすれば、いよいよダイエットを始めたあとも、体脂肪をより速く燃やすことができるでしょう。脂肪を減らす前に、まずは筋肉を増やすのが、健康的なダイエットの鉄則です。
間違い3:有酸素運動のやりすぎ
1日30分以上のランニングやエアロバイク、エアロビクスなどの有酸素運動を行うと、ストレスホルモンが分泌されすぎてしまい、逆に脂肪の燃えにくい体になってしまいます。また、あなたの体はすぐに有酸素運動に慣れてしまうため、脂肪の燃焼効果もドンドン減っていくのです。
そんなときは、有酸素運動のペースを落とし、タバタ式トレーニングのようなインターバルトレーニングを日課に加えてみましょう。
間違い4:睡眠が足りない
どれだけ食生活を改善しても、どれだけ有酸素運動や筋トレをがんばっても、睡眠不足になってしまってはすべてが無意味です。睡眠は脂肪減少に欠かせません。良く眠るだけで新陳代謝がアップし、インスリンの反応も良くしてくれます。
また、睡眠不足はエネルギー不足にもつながるため、トレーニングの質も激減。新陳代謝を最高の状態にしたければ、毎晩8時間はちゃんと眠ってください。
間違い5:リバウンドしてしまう
いったん目標体重を達成すると、おさえていた食欲を爆発させて食べ過ぎてしまい、すぐに元の体重にもどってしまうパターン。リバウンドは体にダメージを与え、新陳代謝にも悪影響をおよぼします。
身体学の専門家クレイグ・カプルソによれば「ダイエット成功のご褒美に好きな食事するのもいいでしょう。しかし、ダイエット後に食べ過ぎると、その修正には数カ月もかかります」