アラブ首長国連邦(UAE)の格安航空会社(LCC)、ウィズエアー・アブダビは5月23日からアブダビとセルビアの首都ベオグラード、6月29日からアブダビとエジプト中東部のルクソールを結ぶ直行便を開設します。
古代都市テーベを訪れたい旅行者には朗報
ウィズエアー・アブダビはアブダビ=ベオグラード線を週2往復で運航します。アブダビとセルビアの首都を結ぶ航空会社は開設時点で存在せず、中東のハブ空港から欧州最古の都市の一つへ向かう選択肢が増えることになります。アブダビから5時間半で行けるベオグラードの魅力は、カレメグダン公園(要塞)や聖サワ大聖堂といった名所の多さ、華やかなナイトライフです。
アブダビ=ルクソール線も週2往復で運航されます。ルクソール行きのフライトはベオグラード行きのフライトよりもずっと少なく、世界文化遺産「古代都市テーベとその墓地遺跡」を訪れたい旅行者には朗報です。アブダビからのフライト時間は4時間。ルクソール空港があるナイル川東岸には巨大なカルナック神殿などがあり、西岸ではツタンカーメン王らの墓が発掘されています。
アブダビ発着路線の拡充の背景にワクチンか
ウィズエアー・アブダビはコロナ禍の今を「不確実な時代」と表現していますが、アブダビ発着路線の拡充を着実に進めています。それは新型コロナワクチン接種の進行度と無関係ではないと思われます。オックスフォード大学が運営するOur World in Dataによると、UAEでコロナワクチンを少なくとも1回接種した人は4月20日時点で総人口の51.38%に達しています。
参照元:WizzAir
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