1.サッポロズスペースバーレイ (Sapporo’s Space Barley)
価格 6本1パックで110ドル
日本とロシアの科学者が大麦の成長について国際宇宙ステーションにて研究した結果、生まれたビールです。いわば宇宙から輸入されたビールなのです。このサッポロズスペースバーレイが高いと思う方は、他メーカーの6本1パック20ドルのものもありますのでお試しを。夢の宇宙を吸収してみて下さい。
2.クラウンアンバサダーリザーブ (Crown Ambassador Reserve)
価格 1本750mlで90ドル
オーストラリア製の高価なビールです。オーク材でできた樽で12ヵ月寝かされたあと、シャンパン用のボトルにパッキング。
このクラウンアンバサダーリザーブならば、ワインの代わりにもなりそうです。年間8000本しか発売されないビールです。
3.ツタンカーメンエール (Tutankhamun Ale)
価格 1本500mlで75ドル
ケンブリッジ大学の教授がエジプトで醸造室とビールの残りを発見し、それらを分析した結果、生まれたビールです。
発売された当初は7686ドルで販売されたものの、75ドルまで下がってしまったこのツタンカーメンエール。なんと製造元を倒産に追い込んだビールです。ツタンカーメンの呪いなんでしょうか?
4.ブルードッグスシンクザビスマルク (BrewDog Sink the Bismarck)
価格 1本375mlで80ドル
ナチスの戦艦にちなんで名前が付けられたビールです。製造方法が今までのものと全く違っていて、味に格段の違いがあるそうです。苦味が強く辛口のブルードッグスシンクザビスマルク。アルコール分は41%。お酒に強い方は試してはいかがでしょうか。
5.サミュエルアダムスユートピアズ (Samuel Adams Utopias)
価格 1本700mlで150ドル
アメリカで最も高いビールです。ブランデーやバーボンを作るのに使用された樽に18年間寝かされ、2年おきに発売されるビールです。法律により、13の州では発売禁止になっています。このサミュエルアダムスユートピアズの値段を見て、買うのをためらってしまう方は、リサイクルを考えて。容器がニッケルでできてますので、リサイクルに回すとお金が得られるとか。
6.スコッチブルーズスコッチボック57 (Schorschbräu Schorschbock 57)
価格 1本330mlで275ドル
世界で最もアルコール分の多い「強い」ビールです。57.5%というので、半分がアルコールです。36本しか作られず、1本200ユーロという値段の高さ。味わいはスモーキーで、ナッツのよう。他にもレーズンのようなテイストがあるとか。スコッチブルーズスコッチボック57は伝統あるドイツビールの基準を破っただけに、価格も味も破壊的なんでしょうか。
7.カールスバーグスジェイコブセンビンテージ (Carlsberg Jacobsen Vintage)
価格 1本375mlで400ドル
2008年にワイン市場で売り出された高級ビールです。6ヶ月間樽で寝かされたその味わいはバニラとココアに似ているそう。そして「タールと縄」のテイスト。2008年から2010年まで毎年600本販売され、その賞味期限は2059年まで。死ぬまで味わえるビールをお求めの方、このカールスバーグスジェイコブセンビンテージはいかがでしょうか。
8.ブルードッグスジエンドオブヒストリー (BrewDog The End Of History)
価格 1本330mlで765ドル
「歴史の終わり」という非常に仰々しい名前がついてますが、アルコール分55%の世界で2番目に高いビールです。世界で12本しか存在しないビールでもあります。容器には道路で引き殺された動物のはく製を使用。ちょっと趣味の悪い感じがしますが、このブルードッグスジエンドオブヒストリーは贈答品に向いている気がします。
9.パブストブルーリボン1844 (Pabst Blue Ribbon 1844)
価格 1本720mlで44ドル
アメリカではブルーリボンは安いビールですが、これは中国向けの商品。かなり高級志向で、ドイツの麦芽を使用、ウィスキー用の樽で寝かされ、デザインのいいボトルにパッキングされています。ワインとブランデーに勝るよう作られています。残念ではありますが、パブストブルーリボン1844は中国以外では入手不可能です。
10.ネイルブルーウィングスアンタルクティックネイルエール (Nail Brewing’s Antarctic Nail Ale)
価格 1本500mlで800ドル~1815ドル
売上金があの有名なシーシェパードに全額寄付されるというビールです。なんと醸造に南極の氷を使用しているのです。たった30本しか製造されず、かなりの高値でオークションにて取引されました。ネイルブルーウィングスアンタルクティックネイルエール、味がうんぬん、というより珍しいビールが好きな人には向いているかも知れません。
※価格、内容量は参考記事が発表された2012年6月当時のものです。