電動スケートボードに人工知能(AI)が搭載されました。充実の機能を備えた『XTNDボード(XTND Board)』の製品化プロジェクトが5月下旬、米国のクラウドファンディングサイト「キックスターター」で立ち上がり、23万ドル(約2540万円)超の支援を集めています(6月6日時点)。
ライダーの習慣に合わせ、ルートを提案。
『XTNDボード』に搭載されるAIはライダーの乗り方に関するデータを収集・吟味し、ライダーに合わせて各種設定を変更します。乗れば乗るほどAIが学習するのです。ハイテクが詰まったスケートボードはライダーが定期的に使うルートを追跡し、目的地により早く着くルート、走りやすいルート(きちんと舗装された道路など)を教えてくれます。
AIに加え、他にも多くの便利な機能が備わっている『XTNDボード』。夜間の安全対策として、前後のバンパー(緩衝装置)が自動で光ります。充電方法は電動スケボーに描かれたロゴの上に、スピードを調節する時などに使うリモコンを置くというユニークな形をとっています。また、ブレーキをかけたり坂を下ったりしてもバッテリーが充電されます。
重量は3kg、最高速度は時速45km。
『XTNDボード』の主なスペックは、重量が3kg、最高速度が時速45km、1回のフル充電で走行できる距離が20km、フル充電にかかる時間が1時間などとなっています。世界で初めてAIを搭載していることに加え、なかなかの軽さと速さに注目せずにはいられません。
参照元:KICKSTARTER
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