今回紹介するのは、多くのネットユーザーが「いいね!」を押しているアイデアです。アイスランド人のニットウェアデザイナーであるÝrúrarí Jóhannsdóttirさんは、新型コロナウイルスの世界的大流行が始まって以降、「実験」と称し、口の形に仕上げた手編みマスクの写真を自身のインスタグラム(@yrurari)で次々と公開しています。
インスタへの投稿がステイホームを後押し
Ýrúraríさんは4月以降、自身が製作するセーターのデザインを元にした手編みマスクの写真をインスタグラムに投稿しています。「いいね!」を最も多く集めたのは、多数の口があしらわれ、それぞれの口から舌が立体的に飛び出ているマスクの写真で、6週間で3.5万人から高く評価されました。
Ýrúraríさんの実験からインスピレーションを得て、手編みマスクを作る人も現れました。マスク作りが本業ではないニットウェアデザイナーにとって、自身のインスタグラムが新型コロナウイルスの流行下で推奨されている「ステイホーム」を後押ししたことは、「バズった」ことと同様、嬉しい誤算だったでしょう。
本業は古着のセーターのアップサイクル
Ýrúraríさんは自身が生み出した手編みマスクについて、「売るための品物ではない」とインスタグラムで説明しています。とはいえ、口と立体的に飛び出ている舌をあしらったマスクの商品化に期待せずにはいられません。注目されたい人には魅力的に映るでしょうし、少々怖い見た目は「ソーシャル・ディスタンスを意識しよう」というメッセージを打ち出せるはず。
ところでÝrúraríさんの本業は、古着のセーターのアップサイクル、セーターにニットの装飾を施して世界に一枚しかない冬服を作ることです。彼女の製作物は自身のウェブサイトで販売されていますが、口・舌の形をした手編みの装飾が付いたセーターはすべて売り切れ。どんなデザインか気になる人はサイト(http://www.yrurari.com)へ。
参照元:designboom